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zoom RSS オーケストラ演奏会出演

<<   作成日時 : 2010/10/11 13:00   >>

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一昨日、オーケストラの演奏会に出演致しました。

出演した曲目はマラーの交響曲第一番です。(Kobyさんご指摘ありがとうございます)
楽器はE♭(エスと読みます)クラリネットという、普通のクラリネットより小さくて高音を担当するクラリネットを担当致しました。


大学オケ時代の一年後輩のちー坊さんからの依頼によるものです。賛助として参加させていただきました。実はパイオニアは本社が目黒から新川崎に移って来ており、練習に参加するには非常に近く、いつも自転車で練習に参加致しました。

演奏会での出来はというと。。。賛助として貢献できたかどうか。。。





三楽章に単独のソロがありましたが、そこはまずまずだったと思います。
大きい音を出す指示なのですが、運指の解放のソの音がひっくり返りそうで少々怖かったです。


この曲の中で一番難しい箇所は譜面の2ページ目の後半で、下の楽譜のところです。

画像


この譜面を最初に見た時点で「これは出来ないかな」と思ってしまいました。申し訳ないことですが、ある意味で「「ファ♯→ソ♯→レ♯→ソ♯→ファ♯」は捨てるしかないかと思いました。


今から思うとこれがいけませんでした。実はこの高い音域での速いパッセージに比べて少し低い音域で同じようなパッセージが一楽章の最初の方で出てきます。この曲で最初に筆者が出す(他の楽器はもっと前から演奏している)のがこのパッセージと同じものなのです。


結果的にはこの最初のパッセージでコケてしまいました。


演奏会の数日前、二回目の高いほうのパッセージを練習していて突然約三十年前に吹いたE♭クラのパッセージを思い出しました。リヒャルト・シュトラウスの「ティルオイルゲンシュピーゲルの愉快ないたずら」の後半の部分です。

画像


上記の譜面は楽器の調子がE♭ではなくDで書かれていますので、実はマーラーの譜面の音と近いものとなっています。

マーラー:ファ♯→ソ♯→レ♯(→ソ♯→ファ♯)」
ティル:ファ♯→レ♯(→ラ♯) (マーラーの調にあわせて書いてあります)

実はクラリネットにとって高音のファ♯やソ♯からその下のレ♯に音を移行させるのは楽器の特性上非常に難しいものがあります。大学二年の時にこのファ♯→レ♯を通常の運指とは別の代え指を使って吹いた事を思い出したのです。通常の運指だとプロでも失敗する時がある難所をこの代え指を使って切り抜けていたのでした。


この代え指を使ってみると吹けないと思っていた「ファ♯→ソ♯→レ♯→ソ♯→ファ♯」が音の移行としては吹けたのでした。ただテンポはかなり落としてであって、正常のテンポで吹くにはそれなりの練習が必要です。


最初に見た瞬間に半ば諦めていたのをとても後悔しました。その気持ち自体がこの難しい方ではなく最初のパッセージにも影響していたと思います。






やはり音楽に対する姿勢が間違っていました。最初の音符から最後の音符まで一つ残らず、きちんと演奏する姿勢で取り組むべきでした。


大学時代を含めて考えてみると、オーケストラの曲の練習に重きを置いていて楽器の基礎練習など、楽器本来の練習に時間を置かずに帳尻あわせをしていたと思います。


これからどうするのかはまだ決め切れていませんが、そういう短絡的な帳尻あわせではなく、基本的な事に重きを置いた活動が出来ればと思いました。貴重な機会でした。

この歳でなんとも遅い話ですが、少なくとも自分自身ではそういう方向でこれから楽器と付き合って行きたいと思いました。





演奏会としては演奏する側からの「気・心」がよく出るよい演奏だったと思いました。最近アマチュアでも冷静で精密な音楽が多いように思いますが、一番大切な「気・心」がこのオーケストラでは表現されていたと思います。
黒岩先生のご指導の賜と思いました。


また、VnのMiuさん、Fl&Piccのミニジュビロさん、先輩のTpのMNさんとご一緒でしたのでとても居心地良く演奏させて頂きました。演奏会後の打ち上げにても久しぶりに色々とお話をさせて頂き良かったです。


色々な意味で貴重な演奏会でした。ありがとうございました。
























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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
お疲れさまでした。聴きに行かれず申し訳ないです。

やはりいろいろ難所があるんですね。大変ですね。
まじっくばすーん
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2010/10/11 19:29
今回は本当にありがとうございました。
1楽章のパッセージ、客席ではしっかり聴こえていたように思いますが…
羽田空港さんのEs Clの音、懐かしかったです!
休憩時間に春祭のsoloが舞台裏から聞こえた時はちょっとびっくりしましたが。
またよろしくお願いいたします。
ちー坊
2010/10/12 11:54
まじっくばすーんさん、ちー坊さん、
コメントありがとうございます。

もしかするとその難所客席では聞こえない可能性がありますが、演奏側の周囲では確実に転けたことが分かると思います。申し訳のない事です。

ちー坊さん、機会を与えて頂き大変ありがとうございまいした。 賛助として貢献できたかどうか。。。

春祭のsoloはちー坊さん、KobyさんへのシグナルとしてVnの女王様のご命令によるものです。本当は恥ずかしかったのですが。。。
羽田空港
2010/10/12 12:30
お疲れ様でした。
ちー坊さんと一緒に聞かせて頂きました。
Es Cla、きちんと聞こえていましたよ。全体にも馴染んでいました。

日記の記事には、楽譜の引用つきで詳しく説明が記載されていますが、実は曲目に関する説明がなかったりして。。。
曲は、マーラーの交響曲1番「巨人」。

高いファ#、ソ#、レ#などの音は、Esクラで単独に発音するだけでも、音程確保の為に特殊な指使いが要求されるはず。それを早いパッセージで演奏するのですから、まさに職人技です。

ティル、ダフクロ、春祭、巨人の有名どころのEsクラをこれで制覇しましたね。今度、
ノウハウをまとめて出版してはどうですか?
koby
2010/10/12 12:38
kobyさんコメントありがとうございます。

1st ClのSZさんはこのマラーをEs Clで四回演奏されたとの事ですから、「制覇」などという言葉は到底使えません。

また是非吹いて見たいものです。
羽田空港
2010/10/12 13:11

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